アレルギー性紫斑病はアレグラで改善できるのか?

アレルギーはI型からIV型の4種類に分類することができます。
アレルギー性疾患の代表的治療薬であるアレグラはこの中でI型アレルギーを抑制する効果があります。
I型アレルギーではアレルゲンが体に異物と認識されると、抗原提示細胞によって貪食され、T細胞に抗原情報が伝達されます。
それを元にT細胞はB細胞にアレルゲン特異的IgE抗体を産生させます。
これが肥満細胞表面に並ぶようにして結合します。
再びアレルゲンが体内に入ってきた際に、この肥満細胞表面のIgEと結合します。
それによって肥満細胞が活性化し、ヒスタミン、ロイコトリエンなどケミカルメディエーターを放出します。
この中でヒスタミンはアレルギー症状を引き起こす代表的ケミカルメディエーターです。
全身のヒスタミン受容体に結合し、鼻炎、結膜炎、じんましんといったアレルギー症状を誘発します。
アレグラの有効成分フェキソフェナジンはヒスタミン受容体でヒスタミンを競合的に阻害し、アレルギー症状を改善、予防します。

ところでアレルギー性紫斑病はアレグラで症状が改善するのでしょうか。
結論から言えば症状はアレグラでは改善しません。
アレルギー性紫斑病はII型アレルギーに分類されるアレルギー性疾患です。
II型アレルギーは細胞障害型とも呼ばれ、抗原に抗体が結合すると、補体と呼ばれる物質の働きが活性化し、その細胞を破壊してしまうアレルギー症状です。
紫斑病の他に、溶血性貧血、バセドウ病などが代表例として挙げられます。
このII型アレルギーにはヒスタミンが関与することはありません。
よってヒスタミンの働きに対して作用するアレグラではアレルギー性紫斑病には効果を示すことはありません。
アレルギー性紫斑病が疑われる場合には、病院で医師の指示を仰ぐようにしましょう。

アレルギー対策に用いられるアレグラは副作用である眠気が少ない抗アレルギー薬です。生後7か月の乳幼児にも使用できるドライシロップ製剤もあるので幅広い年齢層に支持され使用されています。市販薬との比較もして使いやすいほうを選びましょう。